バイトテロ問題 SNSにアップするならこれを見てから②

なぜおバカ動画は注目されるのか

炎上させることで、正義感を持つ人がいる
不適切動画を上げると、その人は批判の対象になります。その人を攻撃する人はヒーローになれるのです。そして、「よくやった!」と周りから褒められ、優越感に浸ります。
炎上させることでお金もうけをしている人がいる
株取引の手法で「から売り」という方法があります。株価が下がることを知っていると、最初に株を売っておいて、下がったら買うという手法で、お金もうけができます。
おバカ動画を見つけて拡散すると株価が落ちる(から売りを仕込む)、SNSで拡散して儲けるという人がいるのです。

実際にくら寿司では、動画が投稿されたあと、株価が130円下落、時価総額およそ27億円の損失が発生しています。すごい額ですよね。不適切動画が投稿されてしまうと、これだけ株価にも影響が出るということが分かります。

おバカ動画を消すことはできないのか

ほぼ無理です。例えば、くら寿司の動画は、インスタのストーリーズにアップされました。ストーリーズは24時間で消えるし、自分が消せば、インターネット上にも残らないだろうと思っている人が多いです。

しかし、拡散させよう、儲けようと思っている人は、消される前にコピーをしておきます。だから、一度インターネット上にアップしたら、完全に消すことは、ほぼ無理です。

さらにこわいのは、動画では分からないような、名前、住所、学校までも晒されてしまうということです。実際にすき家のケースでは、3人の学生の名前、顔写真、卒業中学、高校などの個人情報まで流出しました。くら寿司のケースでは、関与した2人の学生の名前、年齢、学校、さらには彼女とのツーショット写真まで拡散されました。

一度ネット上にあがると、消すことは難しいです。そして、そのときだけではなく、就職活動や、今後の人生にも大きな影響が出てくるので気をつけないといけません。