日本のユニコーン企業はなぜ少ない?
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日本のユニコーン企業はなぜ少ない?
中国・アメリカ・インドは、GDPでTOP3になりますが、もう一つ大事な指標が「ユニコーン企業の数」です。
ユニコーン企業とは?
以下の3つの条件を満たす企業のことをユニコーン企業と言います。
- ユニコーン企業とは、企業の資産価値が10億ドル以上(日本円でいうと約1,100億円以上)あること。
- 企業してから10年以内であること。
- 上場していないこと。
こういった新しい・若い企業がどんどん生まれる風土が国にあるのか。
古株の大手ばかりがいて、若い芽が出ていない国なのか。
そういう目安にしてほしいです。
ユニコーン企業数ランキング
- 1位
- 中国 202社
- 2位
- アメリカ 199社
- 3位
- インド 25社
3大強国がユニコーン企業数でもTOP3に入っているんです。
つまり、伸びてくる国は若い企業を育てる文化があるんです。
日本は何位かというと11位・3社です。
それだけ、日本は新しい芽が出てきていないということです。
日本にユニコーン企業が少ない理由
まず、日本の子どもたちは起業家に憧れていません。
「将来何になりたい?」と聞いたら「公務員」と答える子が多いですよね。
「独立してこれをやるぞ」と意欲のある若者が、3大強国に比べると少ないということが分かります。
あとは、日本の場合、若くてアイディアを持った企業が生まれてくると、
大手企業がそのアイディアを盗んで資本力で潰すというやり方を繰り返してきています。
アイディアを持つ有望な会社を育てるのではなく、芽を摘み、自分たちの利益にする会社が多いんです。
アメリカは、大手と呼ばれるGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)があります。
お金を持った国々が若い企業を育てようという文化があるんです。
だから、それだけ新しい芽がどんどん生まれてくるということです。
日本は風土から変えていかないと、ますます差が開いていき、まずいと思います。
だから、プログラミングで将来に必要な力を養い、会社に属するのではなく
「将来は起業して、こんなサービスを世界に届けるんだ」
と思う子を1人でも多くつくりたいと思い、私は今のスクールをやっています。