【スマホ脳】睡眠を適切にとらない限り、自らが求める肉体や人生を手にすることは絶対にできない|世界的ベストセラー!スマホ脳に学ぶ子育て#12【要約・徹底解説】②
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【スマホ脳】睡眠を適切にとらない限り、自らが求める肉体や人生を手にすることは絶対にできない|世界的ベストセラー!スマホ脳に学ぶ子育て#12【要約・徹底解説】②
前回に引き続き、人間にとって睡眠が大事な理由についてお話しします。
免疫力が向上する
コロナ感染対策として「しっかりとした睡眠をとりましょう」ということは聞いたことがあると思います。
これは、睡眠によって免疫力を向上させて、コロナの感染予防をするということです。
睡眠と免疫力が関係しているということは様々な研究によって明らかになっています。
例えばアメリカの研究では、睡眠時間が7時間以上だった人に比べて、6時間未満の人は風邪になる確率が4,2倍高いということが分かっています。
睡眠の長さだけではなく、睡眠の質にも免疫力が関係していることが分かっています。
寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めたりする人は、風邪になる確率が約5倍高いそうです。
睡眠ホルモンであるメラトニンは、免疫力を上げる機能と強い抗酸化特性があります。
人間の体は、酸化することにより様々な病気が引き起こされていることが分かっています。
その酸化を抑えるのが抗酸化です。
眠ることによって、免疫力が向上して、病気になりづらい体になるということです。
記憶が定着する
ある大学の研究では、2グループを対象に、同じ講義と同じテストをしました。
- 午前に講義、午後にテスト
- 午後に講義、翌日午前にテスト
②のほうが点数が高くなりました。
午前に講義して午後にテストのほうが時間が空かないから良いようにも思えますが、午後に講義をすることによって翌日までの間に睡眠を挟みます。
そのときに記憶が定着しているという証拠です。
睡眠中の脳は、情報の再生と記憶の統合をしています。
眠ることによって、より多くの情報を記憶に留められるだけではなく、その情報を理解して適応する能力も高まっているということです。
睡眠を生かした効率の良い勉強方法
就寝30分前は暗記のゴールデンタイム、朝は復習のゴールデンタイムと言われています。
暗記したい内容を就寝する30分前に総ざらいして覚え、翌朝に復習をします。
前日の記憶が脳内できちんと整理され、記憶保持の準備が整っている状態になっているので、知識が長期記憶として残りやすくなります。
こういったことも覚えていただくと、今後の人生に繋がると思います。