【スマホ脳】記憶力までも低下する、スマホの恐るべき悪影響|世界的ベストセラー!スマホ脳に学ぶ子育て#10【要約・徹底解説】①

今回は「スマホは記憶力にも影響を及ぼす」というテーマで、まずはゾーン状態についてのお話です。

ゾーン状態とは

ゾーン状態とは、集中力が高まって、周りの景色や音が意識の外に排除され、自分の感覚が研ぎ澄まされ、活動に没頭できる特殊な意識状態のことです。
その際には、取り組んでいることに没頭して、驚異的な集中力で予想以上の結果を出すことが可能になります。

ゾーン状態は、どんな方でも一度は経験があります。
会話、ゲーム、本など、何かに夢中になっていたときに「えっ、もうこんな時間?」と思ったことがあるでしょう。
その状態がゾーン状態です。

ゾーン状態に入る子どもは伸びる

Nozomiでもコンテストで結果を残す生徒は、ゾーン状態に入っていることを常々感じます。
一番の典型は時計を見る回数です。
ゾーンに入っている生徒は、時計を一切気にしません。
「もうすぐ授業が終わりだよ」と伝えると「えっ、もう終わりなの?」と言うんです。
そういった子の場合「この子はすぐに伸びるな」と分かります。

逆に、結果が出ない、伸びない生徒は、時計を見る回数がすごく多いです。
常にキョロキョロしたり、体がフラフラしたり、落ち着きません。
そして、授業の終わりを告げる前に「先生、もう終わりですよね」と勝手に終わりにしてしまいます。
そういった子の場合、伸びている子はあまりいません。

ゾーン状態、夢中になっている状態というのは、すごく重要なことです。

ゾーン状態のメリット

①集中力が上がる
周りの音や景色が消え去って、今、自分がしていることだけに意識が入っていくという状態。
これをコントロールすることが可能になれば、いつでも集中力を上げることができます。
②疲れにくくなる
成果に満足したり、楽しいことに取り組んだりしているときは疲れを感じないという経験はあると思います。
ゾーン状態になると、最高のパフォーマンスを発揮できる一方で、一時的に疲労を感じにくくなります。
③高揚感が高まる
普段の生活だと、周囲の人の目が気になったり、時間やノルマに追われたり、ストレスが溜まってしまうことが多いと思いますが、一度ゾーンに入ると、すべてが自分のイメージ通りに進むようになり、非日常的な高揚感を体験することが可能になります。