「答えを教えず日本一失敗させる」は・・・どこから生まれた?①

Nozomiのキャッチフレーズは「答えを教えず日本一失敗させる」です。
これは指導方針そのものであり、他のスクールとの違いを一言で言うとしたらこのキャッチフレーズになります。
今回のなかのりブログは、このキャッチフレーズが生まれるきっかけとなった僕の経験をお話しします。

原点は社会人時代

僕が最初にスクールをやろうと思ったとき、普通のやり方では駄目だと思いました。
そもそも今の教育指導は子どもたちの将来に繋がらないのではないかと疑問を持ち、常々考えていました。
ただ、その時点でこのキャッチフレーズが出たかというと、そうではありません。

きっかけは、社会人1年目の経験です。
プログラミング未経験の僕を採ってくれた変わった会社があり、僕はプログラマーとして就職しました。
いきなりシステムをつくれと言われてもできるわけがありません。
でも先輩は先輩で自分の案件を抱えていて忙しいため、僕は自分で本を読んでプログラミングをコーディングしていくしかありませんでした。

当時(20年前)は、インターネットはありましたが、プログラミングのノウハウを教えてくれるようなウェブサイトはありませんでした。
インターネットで調べることができないため、本を読みましたが、本に書いていないことは自分でやってみるしかありません。
いろいろと試行錯誤しながらプログラミングを構築していくしかありませんでした。
当然、いろいろな失敗をしました。

自分で考えると論理的思考力が高まる

現その会社は辞めてしまったのですが、次の会社や、その次の会社で、自分の中でおかしなことが起こりはじめました。
例えば、社長や部長が意思決定したことに対して「効率が悪いな」「なんでこのような意思決定なんだろう」と思うことが増えていきました。
それはなぜかというと、論理的思考力が飛躍的に高まっていたからです。

論理的思考力は段取りに直結します。
現時点とゴールとのギャップをどのように埋めるかを考えるのが論理的思考です。
いかに無駄なく効率的にゴールまでたどり着くかを考える論理的思考が、プログラミングで試行錯誤をパターン化していくうちに備わったんです。
すごく苦労しましたが良い経験をしたなと思います。
子どもたちにこれを教えるべきだと思ったんです。