55年間、思考停止する行政。ブラック職「教師」を生み出す日本のヤバさ|子育て・教育

今回は、教師の問題と保護者にできることをお伝えします。

公立の先生には残業代が払われない

公立の先生には残業代が払われません。

「教師に残業代が出ない理由を理解するために知っておきたい2つの事実」

「公立教師の残業代が出ないのは「給特法」に定められているから。その代わりに教職調整額と呼ばれる月給の4%が全員に支給される。4%は、昭和41年に文科省が行った、教員の勤務状況調査(超過勤務時間)の結果をもとに定められたもの。」

平成18年の勤務実態調査では、1カ月の平均残業時間は約35時間で、法律制定当時の4倍以上になっています。
それにも関わらず、55年前に決められた法律を今も使っているという現実があります。
行政は「子どものためだ」と次々にいろいろな教育をしようとしますが、その前に改善しなければいけないところがあるのではないでしょうか。

先生の負担を軽減するための解決策

先生の負担を軽減するために、何ができるでしょうか。

例:すべての授業を映像にする
GIGAスクール構想で1人1台支給されているパソコンを使って、YouTuber葉一さんの「とある男が授業をしてみた」を見せれば良いと思います。
子どもが自分のレベルにあった授業の映像を見て、先生は子どもが分からないところをフォローしてあれば良いでしょう。

教師が楽をすれば子どもが伸びる!

Nozomi は答えを教えないスクールなので、私たちは楽をしています。
「自分たちで考えなさい」としか言いません。
教師が懇切丁寧に一生懸命教えることは素晴らしいと思いますが、それによって子どもの自律性は育ちません。

今、子どもの自律性はすごく注目されていますが、子どもが自ら勉強したいと思うためには、子ども自身が苦労しなければいけません。
子どもが苦労するためには、教師が楽をしないといけません。

保護者の皆さんへ

・担任の先生へのクレームは言わないで!
先生は、クレーム電話に対応したあと、それを学級主任や学年主任に伝えたり、報告書を書いたりしなければいけません。
一つのクレームにより、先生の仕事が1、2時間増えてしまいます。「些細な」クレームは控えましょう。
・子どもの教育を先生に頼りすぎないで!
教育の基本は親です。子どもは親を見て育ちます。
親自身が子どもをしっかりと教育していくという意識が大切です。