【元凶】前編:子どもが生活習慣病になる危険な食べ物・飲み物【解説動画】②

今回は、子どもに絶対に飲ませてはいけない「甘い清涼飲料水」についてのお話と、人間にとっての「糖」についてのお話です。

甘い清涼飲料水と人口甘味料

コンビニや自動販売機が急増し、安価に手軽に体に悪い飲み物を手に入れられるようになりました。
ファミレスのドリンクバーも良くないですよね。
子どもだから無制限に飲んでしまいます。
人口甘味料を使ったカロリーゼロ、カロリーオフ飲料も増えました。
これが小児肥満の元凶だと思います。

人間にとって糖が必要な理由

人間の脳は1万年以上、進化していません。
1万年前、狩猟採集の時代は、マンモスや牛をとって食べるという肉食の時代でした。
メインはタンパク質です。
だから、その時代の糖(果実)はものすごく貴重な存在でした。
なぜ糖が貴重なのでしょうか。

糖は、摂取して分解するとエネルギーに変わります。
つまり、生きるために必要だということです。
それを摂ることによって子孫繁栄に繋がったり、生存の可能性が高まったりします。
そのため、脳から「なるべく糖をたくさん摂りなさい」という指令が出るように、ドーパミンが放出されるというメカニズムでした。

人間が太るメカニズム

糖が入ってきたときに、筋肉に送られ、エネルギーとして使われます。
その次に、肝臓に貯められます。
肝臓もいっぱいになると、次に脂肪になります。
糖を摂りすぎるとどんどん脂肪が増えるということです。

糖がない状態だと人間はどうするでしょうか。
まず、肝臓に貯蔵してある糖を使います。
そこがなくなってきたら、脂肪を燃やして使います。
だから、糖質を摂らずに運動をするということが、一番理にかなったダイエット方法だということです。

インスリンの働き

糖を摂ってから、筋肉で燃焼してエネルギーにしたり、肝臓に貯めたり、脂肪に貯めたり、この働きをしているのが、膵臓から出ているインスリンです。
糖を摂取すると、脳が「糖を分解せよ!」と膵臓に命令をします。
そして、膵臓でインスリンが分泌され、筋肉で燃焼してエネルギーにしたり、肝臓に貯めたり、脂肪に貯めたりしています。
だから、インスリンの量が少ない人は、インスリン注射をしてインスリンを増やすしかないんです。
このお話は次回に続きます。