【元凶】前編:子どもが生活習慣病になる危険な食べ物・飲み物【解説動画】①

今回は、子どもの生活習慣病についてのお話です。

子どものかかる生活習慣病

皆さんは生活習慣病と聞くと何を思い浮かべますか?
生活習慣病と言うと、大人がかかるイメージがありませんか?
実は、今「小児生活習慣病」という言葉があります。
つまり、大人がなりやすい生活習慣病に、子どもがなっているという現実があるんです。

1970年から2000年の小中学生の肥満児率のグラフです。
右肩上がりでどんどん増えています。
現代は、10人に1人は、糖尿病か、肥満児なんです。
戦後まもなくは、大人も含め、糖尿病は100人に1人しかいませんでした。
それが、今は約20%が、糖尿病か、その予備軍だと言われています。
それが、最近は子どもに広がっているということです。

私たちも子どもの頃からジュースを飲んできましたが、そんなに害はありませんでした。
しかし、なぜこのようなグラフになっているかというと、私たちの時代とは習慣が違うというところがあるんです。

子どもたちの運動不足

現代の子どもたちは、運動不足で代謝が悪くなっています。
私たちが子どもの頃もゲームはありましたが、外で遊ぶことのほうが圧倒的に多かったですよね。
現代は、外で遊ぶ場所の減少や、少子化による遊び相手の減少ということが大きな問題となっています。

あとは、ゲームやスマホなど、運動より魅力的な遊具が増えました。
さらに、コロナによる外出規制や非接触などの制限により、公園の遊具で遊べなくなったということもあります。

食文化や商業施設の変化

ファーストフード店、コンビニ、牛丼店などは急増し、現代は炭水化物や糖分たっぷりの食物が手軽に手に入る時代です。
これだけお店が増えているということは、子どもも簡単に行けるということです。
このようなファーストフード店やコンビニや牛丼店の特徴は「安い」ということです。
安くするためには、原材料費を落とすしかないため、劣悪な材料を使うしかありません。
そのようなものを子どももお小遣いで手軽に買えてしまうのです。

さらに、途切れることのないスイーツブームもあります。
1985年のクレープからスタートし、いろいろなスイーツブームがありました。
年々、甘いものが増えているということです。