【情報Ⅰ#8】PDCAサイクルのやり方とは?わかりやすく解説|高校授業_情報1・大学入学共通テスト【用語解説・プログラミング】②

前回に引き続き、今回のIT用語は「PDCAサイクル」です。
今回は具体例で分かりやすく説明していきます。

PDCAの具体例

私は約15年前にカナダに留学しました。
その留学前に行った「英会話を上達させたい」というPDCAサイクルを具体例に挙げてお話をします。

【前提条件】当時の私の英語の能力は英検3級レベル、受験特化の英語力(「読む」「書く」はできるが、「話す」「聞く」はぜんぜんできない)

【Plan(計画)】
自分で言いたいことを英語にできないといけないから、まずは『英会話ペラペラビジネス100/スティーブ・ソレイシィ』に載っている100個のフレーズをすべて覚えよう。

【Do(実行)】
DVDを聞く、ブレーズを覚える、ひたすら言う。

【Check(評価)】
カナダで話した。フレーズ通りに目的に合った話をしたが、全然通じねー!

【Act(改善)】
なぜ通じないのかを考えたら「フレーズが足りない」と気づいた。

【Plan(計画)】
フレーズをさらに覚えよう。スティーブ・ソレイシィ師匠の本をさらに2冊仕入れた。

【Do(実行)】
フレーズを鬼覚える。鬼ひたすら言う。

【Check(評価)】
また話した。全然通じねー!

【Act(改善)】
カナダに留学して半年、真剣に勉強したが全然通じない。ある日、ステーキ店に行ったときに、ウエイターさんに「味はどう?」と聞かれたので、「Soft」と答えたのだが、その単語すら通じない。そこではじめて「発音が悪い」と気づいた。

【Plan(計画)】
発音を学ぼう。

【Do(実行)】
発音記号を全て覚える。発音の学校に通う。発音通りに言う。

【Check(評価)】
また話した。めちゃくちゃ通じた。

PDCAサイクルのポイント

① 失敗で終わらせない

失敗で終わらせずにPDCAを繰り返します。

② P(計画)を立てすぎない

日本人は計画に時間をかける傾向にあります。
日本人は「PDCA」ではなく「DPDCA」だと書いてある本もあります。
計画を綿密に立てすぎず、とにかくやれということです。

③ 目標を具体化する

例えばダイエットをするときには「10kgダイエットをする」など、具体的な数字を出したほうが良いです
そのほうがCheck(評価)しやすく、Act(改善)に繋がりやすいからです。

PDCAサイクルはとても重要なのでしっかり覚えておきましょう。