【情報Ⅰ#7】コンセプトマップ、ロジックツリー、座標軸、マトリクス表の使い方解説|高校授業_情報1・大学入学共通テスト【用語解説・プログラミング】①

今回のIT用語は「図表整理」です。
具体的には「コンセプトマップ」「ロジックツリー」「座標軸」「マトリクス表」です。
今回は「コンセプトマップ」「ロジックツリー」についてお話をします。

図表整理の目的

図表整理を使うと「情報が整理される」「発想が広がりやすい」「具体的に伝わりやすい」というメリットがあります。
だから、図表整理の方法をいくつか覚えておくと便利です。
つまり「自分自身の思考整理」「良質なコミュニケーション」のために、図表整理は欠かせないものです。

余談ですが、図表整理が上手な人は、仕事ができる人や、説明が上手な人が多いです。
例えば、2、3時間のセミナーを聞いたあとに、A3の用紙1枚にさっとまとめられるんです。
『トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術』という本がありますが、トヨタでも会議をするときに1枚の紙(資料)でやるそうです。
長文よりも、簡潔に分かりやすくまとめることが、現代に求められている技術です。
皆さんも図表整理をしっかりと覚えて活用していきましょう。

図表整理のツール「コンセプトマップ」

例「スイーツ店開業」

まず決めることは「商品(Product)」「広告(Promotion)」「場所(Place)」「価格(Price)」です。
(事業をはじめるときにまず決める4つの項目を4P分析と言う。)

次に「似たようなもの」ごとにグループに分け、見出しをつけます。

「商品は何にする?」→「クレープを売ろう」「合わせてコーヒーも良いかもね」
「広告はどうする?」→「SNSをやろう」「人通りが多いから看板も出そう」
「場所はどうする?」→「移動販売にしよう」「ウーバーイーツも使おう」
「価格はどうする?」→「ワンコインにしよう」「プレミアム価格のものもつくろう」

一つ一つに対して考え、枝を伸ばしていきます。

図表整理のツール「ロジックツリー」

例「女の子にもてたい」

「女の子にもてるためには?」→「外見を整えよう」「内面を整えよう」

「外見を整えよう」
① 「ダイエットしよう」→「ジム」「ウォーキング」「筋トレ」
② 「顔面偏差値を上げよう」→「毎日洗顔をする」「美容に力を入れる」

「内面を整えよう」
① 「優しくなろう」→「女子力を磨こう」「女子の友達をつくろう」
② 「博識になろう」→「勉強をしよう」「読書をしよう」

最初のテーマから、ツリーのようにどんどん枝葉を分けて、細かく考えていきます。

次回は「座標軸」「マトリクス表」についてお話しします。