【情報Ⅰ#4】IT用語「ブレーンストーミング」とは|高校授業_情報1・大学入学共通テスト対策【用語解説・プログラミング】①

今回のIT用語は「ブレーンストーミング」です。

ブレーンストーミングとは

ブレーンストーミングとは、問題解決する方法などを複数人で集まって話をする会議の手法です。
問題解決を行うためには、原因を分析して、それを解決する手段を考えなければいけません。
頭の良い人やセンスの良い人が1人で考えて、その人に従って動いていくという方法もありますが、三人寄れば文殊の知恵という言葉があるように、凡人でも3人集まって相談をすれば思いがけないアイディアも生まれるかもしれません。

ブレーンストーミング(略:ブレスト)は、自由な発想で思いつきでも良いからとにかく意見を出し合うということが大事です。
ワイワイガヤガヤ楽しい雰囲気で行うことからワイガヤと呼ばれることもあります。

自由な発想を出し合うことが良い理由①

問題解決には質よりも量が大事です。
例えば、回転寿司店で新メニューを開発するとしましょう。
新しいメニューを考えるときに、時間をかけて一つを決めるよりも、10個選んで、実際にお客さんに提供してみて、一番売れたものを採用するという形で決まることもあります。
意外とデザートやラーメンがたくさん出たという結果になるかもしれません。

自由な発想を出し合うことが良い理由②

頭の良い人や偉い人が出すアイディアが正しいとは限りません。
例えば、化粧品会社の商品開発において、中年のおっさん社長が1人で決めるよりも、毎日お化粧をする女性たちが「最近はこんな口紅が流行っているよね」「でも、もう少し薄くないとマスクについちゃうよね」とか「口に塗るものだから材料も安心して使えるものが良いよね」とか、普段使っている人が意見を出したほうが良い意見が出ますよね。

その他のブレーンストーミング

女子高生は、非常に良い意見を持っています。
特に渋谷では、女子高生の意見を集めるということも多々あります。
例えば、お菓子メーカーでは、会議室に開発中のお菓子をたくさん置き、町中の女子高生5人組を招待します。
お菓子を食べている様子をモニタリングして、女子高生たちの声を商品開発に生かすということも実際に行われています。

現代では、自由な発想をしていったほうが、良いアイディアが生まれやすいということは強く感じています。