【情報Ⅰ#3】IT用語「問題解決」とは?|高校授業_情報1・大学入学共通テスト対策【用語解説・プログラミング】①

今回のIT用語は「問題解決」です。

問題解決とは

問題解決とは「(現実的な)願いを叶えること」です。
ドラゴンボールの神龍のように不老不死にするというような願いは難しいので「現実的な」という言葉を入れています。

現実的な願いの例

  • 売上を上げたい
  • お客さんの来店数を増やしたい
  • 時間を節約したい
このような現実的な願いを叶えることを「問題解決」と言います。

問題解決が重要な理由

なぜ、問題解決が重要なのでしょうか。
学校の教科書や授業では絶対に言わないと思いますが、問題解決が重要な理由は「儲かるから」です。
今、問題解決に繋がっているものは、だいたいヒット商品になっています。
逆に、問題解決に繋がらないものは儲かりません。

 例 

  • ZOOM「家にいてもオフィスにいるかのように仕事がしたい」という願いを実現
  • UberEats「自宅で手軽にレストランの料理を食べたい」という願いを実現

この二つを見て分かるように、現代の問題解決には必ずと言っていいほどITが絡んでいます。
つまり、情報を学ぶ理由は「ITの利点を生かし、問題解決できる人間となり社会貢献し、自分自身も幸せになるため」です。

問題解決と同時に「社会貢献に繋がっている」「自分自身も幸せになる」ということが重要です。
自分自身が幸せになるためにもITツールは欠かせないものだということです。

既存の商品やツールを使った問題解決方法

画期的な新しい商品やツールを発明しなくても問題解決はできます。

例えば「味は良いけど、お客さんがまったくこないラーメン屋」がInstagramに写真を投稿した瞬間にバズって、たくさんの人がくるようになるということもあるでしょう。
これは、今あるツールを使った問題解決です。

私は、大学時代にラーメン屋でバイトをしていました。
そのときは、手書きで伝票に注文をとり、レジに打ち込み、閉店後には店長が一日分の売上をExcelに打ち込んでいました。
すごく大変ですよね。
でも、現代は、注文にタブレットを使うことによって勝手に集計をしてくれる便利なサービスがあります。
IT技術を導入することにより業務効率化するという意味で、問題解決に繋がっています。

新しい商品やサービスを考えることを0→1(ゼロイチ)と言います。
0→1も、すでにある1を活用して2にすること(1→2)も、どちらも問題解決に繋がるということです。