【情報Ⅰ#10】情報セキュリティ「サイバー犯罪」の事例や対策をわかりやすく解説|高校授業_情報1・大学入学共通テスト【用語解説・プログラミング】①

今回のIT用語は「サイバー犯罪」です。
サイバー犯罪とは、コンピュータネットワーク上で行われる犯罪の総称で、ネット犯罪とも称されます。
簡単に言うと、インターネットの中での犯罪です。
今回は、一般的な犯罪とサイバー犯罪の違いを比較しながら、分かりやすく説明します。

犯罪の違い(犯行する人)

【空き巣】

空き巣をする人は、近所の人です。
わざわざ県外や海外からきて空き巣をする人はあまりいません。
思いつきでやってしまう人や、前もって「あそこの家には何がある」「あそこの家は何時が留守だ」と調べた上でやるので、近所の人が多いと言われています。

【サイバー犯罪】

サイバー犯罪をする人は、全世界の人です。
インターネットはどこでも繋がります。
私が今からアメリカの人としゃべりたいと思ったら、一瞬でしゃべることができます。
つまり「インターネットを使える=どこでもドアを持っている」という状態です。
非常に便利な反面、犯罪もどこからでも攻めてくるんです。

犯罪の違い(狙われる人)

【空き巣】

空き巣は、自宅を持っている人や、アパートやマンションを借りている人が狙われます。
これを読んでいる方は学生が多いと思いますが、親御さんが、鍵をかけてくれたり、セキュリティを万全にしてくれたりしていると思います。

【サイバー犯罪】

サイバー犯罪は、インターネットを使っている全ての人が狙われます。
インターネットを使っている人というのは、スマートフォン、PC、タブレット、Switch等のゲーム機を持っている人です。
これを一つも持っていない人はいるでしょうか。
きっといないでしょう。
つまり、これを読んでいる皆さんも狙われる対象です。

犯罪の違い(犯行時刻)

【空き巣】

空き巣の場合は昼が多いです。
昼は人がいない時間帯です。
ドラマでは夜中に忍び込むところを見たことがあると思いますが、実は人をいない時間帯を狙うので、一般的には昼が多いと言われています。

【サイバー犯罪】

サイバー犯罪は、24時間365日、いつでも狙われます。

次回もこのように一般的な犯罪とサイバー犯罪の違いを比較しながら、分かりやすく説明します。