全国でも珍しい!?Nozomiの読解思考力講座とは?

Nozomiではプログラミングのスキルを磨くだけでなく、全国でも珍しい「読解思考力」の育成にも注力しています。 今回、始めてから1年ほど経とうとしていますが、何より子供達の読解力向上が如実に現れてきているというのを実感しています。
ここでいう読解思考力とは、本や文章を読む力である読解力だけでなく、文章を深く理解し、それをもとに自分の考えを形成する思考力も合わせて育てていく講座ということです。

Nozomiの読解思考力講座の背景

なぜ我々がこのようなプログラムを始めたのか。それは過去に、一生懸命にプログラミングに取り組むものの、なかなか成果が上がらない生徒がいたことがきっかけでした。
彼の問題は、プログラミング以前に、私達の説明や、動画の内容、課題文章を十分に理解できないというものでした。
それこそが読解力の低さからくる問題だと気づいたのです。
この経験から、我々はプログラミング学習における一大課題、つまり「読解力の不足」を克服するための講座を開始することにしました。

講座内容の詳細

我々が提供するこの読解思考力講座は、書き取り要約、語彙力、論理的思考力養成の3つの柱で構成されています。
まず、書き取りでは、子供新聞のコラムをそのまま書き写し、それを100文字で要約するというトレーニングを行います。
実はこのトレーニングは東大生が読解力を身に付けるために、小学生のときによくやっている方法で、メリットがたくさんあります。
まず、新聞のコラムは現代社会の重要な出来事や議論を扱う傾向があり、単純に時事について詳しくなる。
さらに新聞のコラムは新聞記者が書いている。
新聞記者は誰もが分かりやすい文章を書くプロであり、その文章を書き写すことにより、子供達は、文章の構造や語彙の使用方法も直接学び、理解することが可能となる。
さらに、コラムを要約することは情報を分析し、整理し、主要なポイントを抽出する力を強化する。要約は簡潔に情報を伝える技術であり、この能力を磨くことは、情報の洪水の中で本質を見つける育成につながる。これは、ビジネスや日常生活におけるコミュニケーションでも非常に重要なスキルとなる。

・語彙力について
語彙力トレーニングでは、1日10個の語彙を覚え、それを使った例文を考えます。
語彙力はとても大事。それは、語彙力の向上は読解力を直接的に高めるからです。
よく、うちの子は本を読まないという保護者の方がいらっしゃいますが、そもそも本が嫌いなのは分からない語彙が多すぎるからです。
例えると、皆さんがアラビア語で書かれた本を読めと言われて読む気になりますか?ってことです。
これは極端な例ですが、語彙力が無い子にとっては、たとえ日本語の本であっても、分からない言葉ばかりで苦痛なのです。
その語彙力を少しずつ高めてあげるというトレーニングが、この語彙力トレーニングなのです。
・論理的思考力について
これは文章をしっかり読解しなければ解けない問題を解き、答えだけでなく理由も記述することで、自分の考えを説明する力を鍛えます。
『Nozomiの読解思考力講座』は、単に読む技術を向上させるだけではなく、本質的に深く読み解くということにこだわっています。
今の世の中は情報が氾濫していて、その中で本質的な情報を捉えることは難しくなっています。変わりゆく時代の中で、子供たちは絶えず新しい情報に触れることになります。この講座が提供する読解力は、そういった情報の中で何が真実であり、何が誤情報なのかを判断する基盤を形成します。

講座の目的と継続の重要性

さらに、この講座では子供たちの成長を継続的に追い続けるための定点観測テストも行います。子供たち自身が、自らの進歩を実感し、その結果として自己肯定感も育まれるのです。
最後に、継続することの大切さを伝えたいと思います。短期間での劇的な変化を求めるのではなく、地道な努力を積み重ねることで、真の力が身につくのです。この講座を通して、子供たちはその「意味ある継続」の力を実感することとなるでしょう。